仕事をしながら子育てをしていると、忙しすぎて死にそうになります。
僕もときどき「どちらかを辞めたく」なります。
「辞」って漢字を使っている時点で、仕事を辞めたくなっているのが丸わかりw
そんなとき、友達のお母さんから聞いた話を思い出しました。
彼女は、仕事をしながら子供2人を育てているシングルマザーです。
子育てと仕事の両立に関しては「プロ」レベルで悩み苦しんだ人でもあります。
そんな彼女が僕に語った言葉が、僕の頭のモヤモヤを吹き飛ばしてくれました。
仕事で忙しいと陥りやすい状況
仕事が忙しいと、子供のことや家のことに十分な時間を割けなくなりイライラしますよね。
本当は掃除も洗濯も食事の支度も「きちんと」したいのに、仕事が終わるのが夜8時だと無理です。
夕方には子供が学校から帰ってきてるけど、自分は仕事をしているから、家で子供だけ放ったらかしなのも気になります。罪悪感ハンバないです。
結局、「きちんと」やりたいのに、時間がなくて出来ないというジレンマに陥ってしまいます。
これが、イライラの原因になるわけです。
イライラして子供にアタる
イライラが募ってくると、子供の一挙手一投足にもイライラし始めます。
仕事から帰ってくると、ランドセル投げっぱなしでテレビアニメなんか見てたら「コラーっ!」って、ついつい怒鳴ってしまいますよね。
よく聞いてみたら宿題は既に終わってたりして、子供に責められる要素が無かったりすると、ますます落ち込みます。
悪循環です。
仕事をしっかりやりながら、子育ても立派にこなす親でありたい。
仕事は忙しいけど、家事も手抜きせずにやらなければいけない。
こういう完璧主義で欲張りな考え方って、結局は自分で自分の首を絞めてるんですよね。
子育てをキチンとしすぎない
子供って一定の年齢になれば、自分で考えて勝手に行動しはじめます。
いちいち大人が「あーしろ、こーしろ」と指示しなくても、宿題とかは「それなりに」やっつけてしまいます。
食事だって親が必ず作らなくても、腹が減ったら適当に何か食べてます。
適当にお菓子とか置いておけば、子供なりに空腹を凌いでくれます。
僕は、それで良いと思うんですよね。
夕食を作る場合も、「肉ばっかりで野菜が無い!」とか「魚も食べさせなきゃ!」とか、毎食毎食意識してたら大変です。
仕事で帰りが遅いのに、そんなに複数のメニューを作ってたら、自分も辛いし子供も腹が減って辛いです。
冒頭で紹介した友人のお母さんから学んだのはコレでした。
「もう、子供の好きにさせとけば良いかな?って思ったら楽になったんだよね」
「子供の好きにさせる」とは?
彼女の考え方は、捉え方によっては育児放棄っぽく見えるかもしれません。
でも、子供の行動にいちいち口を挟んだところで、子供が親の思い通りに動くわけではありません。
いや、むしろ、言えば言うほど動きません。
だったら、必要最低限のルールだけ教えて、あとは好きに行動させた方が良いよね!っていう考え方です。
特に、親が家にいない時間が長い家庭では、この方法がオススメです。
我が家も久しくこの方法を採っていますが、子供たちは「それなりに」きちんとしてます。
僕たちが仕事を終えて家に帰ってくる頃には、宿題も終わってるし。
子供たちにしてみれば、やることさえ終わっていれば叱られないことが分かっているので、あとは自由時間だし、お菓子は食べ放題だし、良いことずくめ(笑)
難点といえば、たまに夕飯が食べられなくなるほどお菓子を食べすぎることでしょうか。
まあ、でも「たまに」だし、僕としては夕飯を作る手間がはぶけてラッキーって思うようにしてます。
まとめ
結局、何が辛いかっていうと複数の物事を1人で全部「きっちり」やろうとし過ぎるからなんです。
子供の夕食が毎日「お菓子」では困りますが、たまになら「別にいいか」っていう感じで良いんじゃないでしょうか。
食事だって、栄養バランスは大事ですけど、毎回毎食全部を自分が作らなくてもいいわけです。
冷凍食品でも、スーパーのお惣菜でも、宅配食材でも、手間のかからないものを最大限活用すれば良いんです。
今週はちょっと栄養バランスが偏ってるかな?って思ったら、子供用サプリメントを併用するもの良いと思います。
いつも手抜きじゃなければ、良いんです。
いつもキッチリじゃなくても、良いんです。
毎日忙しそうにしてる親を、子供はちゃんと見てくれています。
だから、
たまには、
子供にたっぷり「時間と愛情」を注いであげましょう。
それさえ「きっちり」していれば、大丈夫です。