女性登用から見えた、働き方改革と、働く人の意識改革と、嫁がいない淋しさと…

仕事やお金

柄にもなく重たいタイトルを付けてしまい、既に書き出しから困ってます(笑)

政府の働き改革については、残業を減らすとか女性登用などのお題目が掲げられておりますが、一方では地方中小企業を中心に「そんなんできまへんわ」との声もチラホラ聞こえてきている近ごろ。

皆さまの労働環境はどんな具合でしょうか?

なぜ、こんな重たそうなタイトルで記事を書いているのかというと、私の妻の職場のブラック化が深刻に進行しているからなのです。

「の」が多すぎて、まどろっこしい言い回しとなり失礼いたしました。

ぼっちー
早い話が嫁さんが家に帰ってこないわけです

 

会社のブラック化が進む理由

毎日のように遅く帰ってくる妻に対し、最初のうちは「役席にもなったし、しょうがないよね」って感じで話をしていました。

そうそう、言い忘れてましたが私の妻は昨年から「女性登用」のアオリを食らって昇進してしまったのです。

それ以来、毎日のように残業の連続で、ここ最近は繁忙期に入ってることもあり休日出勤までしている始末。

こうなってくると「あなたの会社は一体どうなってるの?」ってことになるわけです。

で、聞いてみると

よめ
人が減ったのに仕事量はそのままなの

だそうです。

人が減ったのは現在の少子高齢化の流れから致し方ない事なのですが、仕事量が変わらないってのは、のっぴきならない話ではないですか!

業務効率化とか、無駄な作業を減らしていくとか、何らかの対策は採らないの?って話なのですが、どうも原因はそこではないようです。

どうやら、人事異動で上役が変わるたびに彼らが「爪痕を残すぜ!」って新しいプロジェクトをブチ上げちゃうんだそうです。

元々の仕事がある上に新プロジェクトが発動されるという現場無視の状況。

おいおい、仕事量が変わらないんじゃなくて増えとるがな!っていう事実が判明。

特定の出世欲満載の上役のお陰で、ブラックまっしぐらとなっていることが判明いたしました。

 

対応策を考えてみた

人もいないのに新プロジェクトを立ち上げるとかアホの考えることはわかりませんが、かといって、そのアホが上役である以上は無視することはできません。

しょうがないので、新プロジェクトに係る仕事量の分だけ既存の仕事を減らすしかない。

そういったことが可能なのかを確認しましたが、これがまた…

人が減ってきたことに伴って、実際には企業内の合理化もちょっとは進められていて、既存の仕事の中で無駄と判断されたものは既に削減されちゃってるんだそうです。

まじ!?

じゃあ、今残ってる仕事って、つまり、絶対に削れない仕事ばかりってことになるわけです。

げろまじ!?

というわけで、結論として新プロジェクトを止めてもらうしかないということで話が落ち着いたのでした。

「え?そんなん無理やん」って思うのが、普通のサラリーマンですよね。

しかし、普通ではない我が嫁は、翌日には堂々と上役に掛け合ってきました。えらい!

上役の答えは「君たちがやらないのなら、俺がひとりでもやり遂げる!」だったそうです。

よめ
知らんがな、勝手にやれば

働く側の意識にも問題がある

今回の問題を嫁と話していて気が付いたことがあります。

それは、働いている人の意識の問題です。

そもそも、毎日のように夜遅くまで残業したり休日出勤しているのは、上司からの指示ではないのです。

あら、ビックリぽん(古!)

嫁としては、やらなければいけない仕事がたくさんあるけど遅々として進まないので、残業したり休日出勤して前に進めなくては!と思っての行動なんですよね。

これは、多くのサラリーマンに共通する「責任感」というやつです。普通です。

しかし、この責任感というかサラリーマン根性というか、そういう意識が会社のブラック化を進化させているのも事実なのではないでしょうか。

つまり、出来るかどうか分からない大量の仕事を部下に投げたとしても、その部下は責任感から「きっとその仕事をやり遂げるだろう」という企業側の驕りを生むわけです。

私自身もサラリーマン時代には、この意識を持っていたため残業の毎日でした。

でも、よく考えてみたら、そもそも確保している人員に対してオーバーフローしている仕事量を発注しているわけです。

冷静に考えれば、出来るはずがないのです。

なのに、なぜやるの?

労働者側の「やらなければならない」という責任感を利用した無理な作業依頼を、そのまま従順に丸請けすることの意味はナニ?

もちろん、働いたほど収入が発生するなら話は別です。残業手当や休日出勤手当が正当に支払われていればね。

でも、ブラックの多くは「なぜ時間内に処理できないの?君って能力低くない?」という方向に話をもっていくのです。しかも暗に。

こうなると、もはや罠にかかった小動物です。ただ働きです。

 

早く帰ってくれればいいんだよって話

だらだらと愚痴っぽいことを並べ奉りましたこと、深くお詫びします。

要は、嫁に早く帰ってきてほしいだけです。

別に、家事をして欲しいとか、料理を作ってほしいとか、子供の世話をして欲しいとか、それら全部を私がやっていることが大変だとか

ではありません。

ただ、さびしいからです。

うちの場合、下の息子は夜9時に寝ます。(健康的でしょ)

したがって、嫁と顔を会わせないまま寝るんです。

そして次の日の朝は、みんな準備でバタバタして、ろくに会話もしないまま7時ごろ出かけていきます。

そして息子は、その夜も、また9時に寝ます。

母親の顔を見ず、

母親と会話することもなく、

寝ます。

 

この状況って、女性が働いている家庭「普通」なのでしょうか?

働き方改革は、もしかしたら働く人の意識改革から始めなければ実現しないのかもしれませんね。

いずれにしても、嫁さんには早く家に帰ってきてほしいです。(本音)

ぼっちー
淋しくて死んじゃうぞ!