愚痴や悪口ばかり聞きたくないので楽しい飲み会にする方法を考えてみた

仕事やお金

酒の席などで仲の良い人と一緒になると、どうしても愚痴や人の悪口が出てしまう人がいます。

私も暗黒のサラリーマン時代には、飲みに行くたびに愚痴がボロボロと出てしまっていたものです。

こういった、愚痴をこぼしたり上司の悪口を言うことで、言った本人はストレスを発散しようとしているわけですが、実際のところストレス発散になってますか?

意外に、気持ちが落ち込んだり、だんだん腹が立ってきたりして、かえってストレスをため込んでしまうことがありませんか?

もっと言えば、あなたがこぼす愚痴や悪口を聞いている人は、どんな気持ちなんでしょうね…

組織に対する愚痴がでる理由

そもそも、愚痴や上司の悪口が出てしまう人は、自分が正当に評価されていない!という不満を抱えていることがほとんどです。

自分の仕事がうまく進まないのは、今の会社の制度が悪い!とか、上司がアホだからだ!という話で、要は「私はぜんぜん悪くないのに!」という思いです。

ごもっともな話です。

実際、世の中のほとんどの会社では、組織運営や人事管理に頭を悩ませています。つまり完璧な運営ができていないわけです。

忙しくなる時間帯が分かっているのに、それに対応したシフトを敷いていないお店とかありますよね。

能力の高い社員に仕事が集まってくるような風潮の会社なんかも多いです。

結局、責任感の強いやり手の人に労働が集中して、ヤル気の無い人や文句ばかり言ってる人は楽が出来る仕組みが自然に作り上げられていったりします。

「上司がアホだ」という悪口が出る理由

上司がアホだという悪口を言い合って、同じ部署の社員同士が親睦を深めているケースも多く見られます。

しかし、面白いことに「アホな上司」と呼ばれている上司は、必ずしも「無能な上司」ではありません。

どちらかと言えば出世街道に乗っていて、会社組織からすると優秀な部類に入っている人だったりします。

では、なぜアホなのか?

こういった人の多くは、おおむね「部下の使い方」が下手なのです。

上司と部下という関係を勘違いしていると言っても良いでしょうね。

部下は上司の指示を聞くものだ!と思い込んでいるというのが典型的なアホ上司像。

上司と部下という関係であっても、人と人、社会人同士の関係なのですから、意見交換も大事ですし、最低限の礼儀や尊厳は必要です。

「俺が指示してるんだから、やれやボケー!」

みたいなのが典型的アホ上司のパターン。

現場で動いてる人間の意見を聞けっつーの!と言いたくなるのが人情です。

ただ、先ほども言った通り「アホ呼ばわりされている上司」は「アホ呼ばわりしている部下」よりも仕事面では優秀だったりするので、ついつい上司の暴言につながるわけです。

 

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愚痴や悪口はマイナス思考

なんやかんや書いてきましたが、実際のところ愚痴をこぼしても、上司の悪口を言っても、その人の環境は何も変化しないのが社会の実情です。

なぜ変化しないのかというと、愚痴や悪口を言っている人こそが変化させようとしていないからです。

本気で環境を変えたいのであれば、お酒の席でグチグチこぼすのではなく、会社や上司に意見をするべきなのです。

でも、それはしないんですよね。

どうせ聞き入れてもらえないから

とか

言っても無駄だし、時間がもったいない

という理由で、実際に会社や上司に意見をした人は少ないと思います。

いや、たぶん愚痴や悪口を言い続けている人は意見してないんじゃないかな?と思います。

そういった意味で、酒の席などで愚痴や悪口ばかり言ってる人ってマイナス思考に陥っているケースが多いと思います。

マイナス思考は伝染する

まあ、人間は誰しも自分が正当に評価されない(と思い込んでいる)とマイナス思考になるものです。

ただ問題なのは、そういったマイナス思考が伝染することなんです。

愚痴や悪口を聞かされた人もまた、マイナス思考という負のスパイラルに巻き込まれてしまうわけです。

私には、とてもメンタルの強い友人がいます。

そのメンタル最強の友人とお酒を飲んだとき、私が愚痴をこぼしていたら、

そんな話してても楽しくないやろ」って一喝されたことがありました。

はっと目が覚めました。

そうなんです、酒の席というのは楽しくなければいけないのです。

そんな楽しいはずの時間を、愚痴や人の悪口で埋め尽くされたら気分が悪いったらありゃしないのであります。

私の友人のように、鋼のメンタルを携えている人は良いのですが、弱ったメンタルの人だと、たちまちマイナス思考の渦の中に引き込まれてしまうでしょう。

これがマイナス思考の伝染です。

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愚痴や悪口を言っても楽しくなる方法

ということで、本当は飲み会の席などで愚痴や悪口を言わない方が良いのですが、

実際のところ、何かと不満の多いサラリーマンにとって、飲み会での愚痴や悪口がストレスの捌け口になっていることは否定できません。

そこで、愚痴や悪口を言っても酒の席を楽しくできないものか?と考えてみました。

この前のプロジェクトって、略略(ほぼほぼ)私がやったのに、上司のAさんが自分の手柄みたいに幹部へ報告しやがった!」という不満があったとします。

まさに愚痴&悪口が無限に湧き出てきそうなネタです。

ついつい、上司のAさんについて

「あの人って、自分の出世のことばかり考えてる」とか「社員や部下のことを考えてくれない」などの愚痴や悪口がでてしまいがちです。

しかし、こういうネタこそ「楽しい飲み会」の肴にするのです。

 

楽しい飲み会は「愛」のある愚痴や悪口で

愚痴や悪口を笑いに変えるコツは、悪口の相手に愛情をもつことです。

「あいつ、許さん!」って思っていたら辛辣な言葉しか出てきませんし、聞いてる方も閉口します。

「あいつ、またしても私の手柄を横取りしやがって!カス!」

というよりも

「Aさん、今度も上手いこと幹部を丸め込んで、私のプロジェクトを自分のお手柄にしちゃったよね。すごい才能だね」

「でも、Aさんって今回のプロジェクトの細かいこと分かってないから、幹部に突っ込まれたら自爆なんだよなー」

「実は、ちょっと罠が仕掛けてあって、Aさんがそれに気が付くのかが楽しみ~」(うそ)

なんていう話にもっていけばどうでしょうか。

あなたがプロジェクトの功績者であることを周りに知らせるばかりか、Aさんの手柄横取りに対して大きな心で対応している姿に、周囲の人は一目置くでしょうね。

そうすれば、あなた自身に同調してくれる人も増え、あなたの承認欲求も満たされるので、一石二鳥というわけです。

Aさんを陥れるような愚痴や悪口を並べるより、ちょっとだけAさんを認める部分(愛情)を溶け込ませるのがコツです。

他人から認められようと思えば、相手を下げる言葉よりも、あなたを上げる言葉の方が効果的なのですね。