小学2年生の息子に日経平均株価を池上彰の如く説明してみた

仕事やお金

よく、子供から「ねえねえ、○○ってどういう意味?」
という質問を受けることがあります

子供のボキャブラリーが乏しいため、説明に苦労するんですよね

この前、小学2年生の息子から
「ねえ、日経平均株価って何?」
との質問を受けてしまいました

どうやって説明するんだ これ?!

日経平均株価とは?

ニュースで毎日のように見聞きする日経平均株価という言葉ですが、大人に説明するのなら

京証券取引所の一部上場銘柄のうち日本経済新聞社が選んだ主要225銘柄の平均株価のことで、日本の株式市場の代表的株価指標

ということになります

しかし、小学2年生に説明するには、説明文に出てくる言葉自体も説明しないといけないので大変です

株(株価)ってな~に?

先ずはここから説明しないと・・・

ある人がオモチャ屋を始めるとしよう

最初にお店(会社)を作らないといけないね

次に、オモチャを作ってる会社から、自分が売るためのオモチャを買ってこないといけないんだよ(仕入)

お店を作ったり、オモチャを買ってくるにはお金が必要だよね

でも、まだオモチャ屋を始めたばかりだから、お金がないよね

そこで、株式を発行してお金を集めるんだけど、

どうやって集めるかというと

これから開店するオモチャ屋で、沢山オモチャを売ってイッパイお金が儲かったら、その儲かったお金を分けてあげる(配当)から

その代わりに、お店を作ったりオモチャを買ってきたりするお金を、お店に出して(出資)下さいってお願いするんだ

誰がいくらお金を出してくれたかが分からなくなってはいけないから、お店はお金を出してくれた人に「株式」という証明書のようなもの(株式証券)を発行するんだよ
(注)今は発行しないケースが多いけどね

この「株式」を沢山持ってる人は、お店に沢山のお金を出してくれた人(株主)だから、お店が儲かったら分けてもらえるお金(配当)が沢山もらえるんだ

世の中には、沢山の会社があって、いろんな仕事をしているよね

そういう会社は、みんな株式を使って仕事に必要なお金を集めているんだよ

一方、お金を出す方の人(株主)からすれば、沢山儲けてくれそうな会社の株式を沢山もっていれば、お金を沢山分けてもらえることになるよね

そこで、他の人が持っている株式をお金を出して買おうとするんだよ

反対に、余り儲けてくれない会社の株式は持っていても仕方がないから、誰か買ってくれないかな~って思うよね

沢山の儲けを出しそうな会社の株式は高い金額で売り買いされることになるし、あまり儲けを出さない会社の株式は安い金額でないと買ってくれる人がいないっていうことになるよね

この、株式が売り買いされる価格(値段)のことを「株価」っていうんだよ

さっき説明した通り、株価というのは、その会社が儲けているかどうか(業績)によって、高くなったり安くなったりするんだよ

あ~疲れた

平均株価ってな~に?

これが一番の難関です

なぜなら、小学2年生の1学期では割り算をまだ習っていないからです

さて、どうしよう(T_T)

平均とは 「いくつかの数や量の中間的な値」

これじゃあ大人でもピンと来ないな

おやつを昨日は3個食べて、今日は5個食べたとしよう

昨日と今日の二日間で食べたおやつの平均は4個ということになるんだよ

つまり、二日間とも同じ数のおやつを食べるとすれば、1日4個ということになるんだよね

等々、あの手この手で息子に説明するも 「よく分からん!」で撃沈(笑)

割り算を習ったら、その時に教えてあげるね

色々な会社の株式が売り買いされていて、その株価は高かったり安かったりするんだけど

全体の真ん中あたりの株価が「いくらなのか?」というのを計算した金額が、平均株価っていうんだよ

これで勘弁してね

というわけで、日経平均株価とは

さっき説明した平均株価っていうのを、色んな人が色んな方法で計算して発表しているんだけど

日本経済新聞社というところが計算している平均株価のことを「日経平均株価」というんだよ

日本にある会社の多くが儲けるようになると株価が上がるので、日経平均株価もあがるんだよ

逆に、日本にある会社が余り儲けなくなってしまうと日経平均株価も下がってしまうんだよね

だから、毎日のニュースで日経平均株価を見れば、今の日本の会社が儲かっているのか、余り儲かっていないのかがわかつとう仕組みなんだね

分かったかな?

分からなくてもお父さんはギブアップするよ

(注)
現代の株式市場では、売買目的株式が多く取引されているので、会社の業績に関係なく株価が上下しているケースも多いのですが、子供への説明ということなので、いわゆる「株価が動く要素」についての説明は「基本的な要素」のみにとどめています
また、株券の発行についても、子供への説明用として記載していますので「今は株券なんか発行しないよ」などというツッコミはご遠慮くださいませ

ということで、子供の成長を待つことにしました(笑)

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