小中学生の子供をイライラせずに育てる3つの対処法(我が家流)

育児や家族

子供が片付けをしない

テレビばかり見て勉強しない

スマホばかり触って寝ない

食事の後片付けを手伝わない

なんか手伝えよ!

と、こんな感じで、子供の行動にイライラすることは多いものです。

特に、小中学生になってくると自我が芽生えてくるので、自分の価値基準で行動するようになります。

結果、親の思ったような行動をとりません

さらに、やめて欲しいことは率先してやります。

イライラ最高潮になりがちです。

なぜ、子供は親の言うことを聞いてくれないのか?

どうすればイライラせずに子供に接することが出来るのか?

共働き家庭では、子供と接する時間も限られてくるので、ついついキツい言葉になってしまいがち。

キツい言葉を掛けてしまった自分自身に、またまたイライラしたりします。

そんなイライラの対処法(我が家流)を3つ紹介します。

子供の行動心理

子供が親の言うことを聞かないのは、自分の考えがしっかりしてきたからです。

そう考えると、むしろ喜びです。よろこびおじさんです。

例えば、

親からすれば、

「スマホいじってないで、早めに宿題をやればいいのに」とか、

「テレビ見てないで、宿題やれば良いのに」と思いますよね。

でも、子供の考えは違います。

「宿題は明日までにやれば良いけど、ラインの返信は今すぐにやらないと友達関係に悪影響が出る」

「宿題より、今放送されているアニメを見逃す方が自分にとっては大きな損失」

「お手伝いはしなくても親がやるけど、友達の相手は自分しかできない」

といった感じで、子供たちにも考えがあっての行動なんです。

それは分かっちゃいるけど

「テレビ見てないで飯をさっさと喰え!」

「後片付けが遅くなるじゃん!」

みたいな感じでイライラは募るばかりです。

なんで、こんなにイライラしなきゃならないのでしょうかね。まったく。

イライラを解消する3つの方法

後で出てくる「八つ当たりパターン」は別として、子供にイライラしないためには、以下の3つの対処法が効果的ではないかと思います。

イライラ解消法というより、イライラしないための予防法みたいな感じです。

僕も実践している方法で、実際のところ最近は子供を怒ることが少なくなりました。

ただ、あまりにも怒らないので子供に舐められてます。

子供に期待しすぎない

小中学生ともなれば、ひととおり自分のことは自分でできるようになる、

と大人は思ってますよね。

自分の子供が幼いころは、年上のよそ子を見て

「ウチの子も成長して手がかからなくなれば良いな」

と期待に胸を膨らませるものです。

ところが、実際に我が子が小学生になってみると、全然そうじゃないわけです。

手がかからないどころか、言うこと聞かなくなった分だけ退化してる感じ。

「自我の目覚めよ来るな!」って祈りたい気分です。

でも、よく考えてみてください。

自分が小学生のころに、そんなに自分のことをやってましたか?

宿題も毎日忘れずにきちんとやってましたか?

親に気を使って、毎日何らかのお手伝いを積極的にやってましたか?

正直に言います。僕は全くやってませんでした。

親孝行とか考え始めたのは高校を卒業してからで、それまでは親に育てて貰うのが当たり前だと甘えてたクズでしたもんね。

子供なんて、その程度なんです。

言わなくても自分のことや宿題をしたり、親の手伝いを積極的にする「良い子」なんて、そうそういません。

できない子、やらない子が普通。

できないこと、やらないことにイライラするのではなく、やってくれる子を大いに褒めましょう。

やらないと困ることを理解させる

ウチの中学生の長女は、毎日スマホを高速指づかいでいじくり回すのが忙しく、宿題を夜中にやってます。

結果、夜更かしとなり、朝は全く起きません。

何度も言って聞かせましたが、いっこうに改善されないので、最近は放置。

放置といっても、ただの放置ではなく、翌朝起こすこともしません。

まさに、完全放置国家です。

当然のように長女は寝坊します。

早起きしないと朝ご飯を食べる時間もないから、授業中にお腹がグーグー鳴って恥ずかしい思いもしました。

いっそのこと大遅刻してトラウマになれば改善するかもと密かに願っていたのですが、根がまじめな長女は何やかんやで遅刻だけはしません。

ちなみに、この放置プレイは僕自身が子供のころに親からされたものです。

僕は長女とは違い根が不真面目なので、遅刻日数の学校新記録を打ち立てました。(武勇伝)

朝礼の時間に起きるなんてことは日常茶飯事で、1時限目が終わる頃に登校したこともあります。(武勇伝その2)

おかげで、僕は未だに大遅刻する夢を見ます。悪夢です。

しかし、この経験があったから、社会人になって遅刻をしないのは当然、約束の5分間には現地に到着しているという、時間厳守な大人になれました。

本人がトラウマになるほどの失敗を経験させるのも効果的なのかもしれません。

親が大変なことを伝える

我が家は夫婦共働きなので、場合によっては夫婦ともども家事が全くできない日があります。

しかたないので、夜中にせっせと家事をします。

寝る時間がないです。

これでは大変だということで、子供たちに伝えました。

「自分のことは自分でやってね。」

「じゃないと、お父さんもお母さんも忙しくて死んじゃうよ。」

って伝えてました。

極論過ぎて伝わったかどうかは不明です。

でも、これを伝えてから長女の行動が少し変わってきました。

普段は何度言っても「勉強や部活が忙しいから」と、家の手伝いはしない人なのですが、

たまに、こっそり手伝ってくれます。

取り込みっぱなしの洗濯物を夜中に片付けてくれたり、

食事の後片付けも、しれっとやってくれてたりします。

ありがたいです。

恥ずかしさがあるのか、僕が風呂に入っているときに、こっそりやってます。

でも、必ず見つけて「ありがとう」と伝えると、

娘は少し恥ずかしそうに、「あ、うん」と言います。

超かわいいです。

実は八つ当たりだったりする

希なケースに思われるかもしれませんが、以外に多いのが「八つ当たり」的なイライラです。

実は、イライラの対象は子供ではなく、夫だったり妻だったり仕事だったりするパターン。

夫や妻に直接文句を言うと夫婦げんかになって面倒くさいから我慢してるんだけど、それが原因で子供のちょっとした行動にイライラしてしまうやつです。

このパターンって、子供を叱ってもイライラしてる原因が解消されないので、怒りがエスカレートして家族全員がドンヨリしてしまいます。

仕事でイライラしたまま家に帰って来たときも、この八つ当たりパターンにハマりやすいので注意が必要しましょう。

八つ当たりで怒られた子供は、なぜ怒られたのか分からないわけです。

だから、理解してくれませんし、可哀想です。

まとめ

いろいろ書いてきましたが、結局は親の思い通りにならないからイライラしてるのだと思います。

言うなれば、大人の自己中心的な自分本位な考え方なのかもしれません。

そういった大人のイライラの「はけ口」に子供を叱ってはいけないと思います。

僕はサラリーマンを辞めて自営になってから、人に対する考え方が少し変わりました。

基本的に「人は自分勝手に動く」と思うようになりました。

これは、自分の行動も含めてという意味。

つまり、自分自身も自分勝手に動いているのだから、

他人を思い通りに動かそうなんて「おこがましい」わけです。

子供だって、ある程度の年齢になれば自分の考えで行動するようになるわけですから、

親の思い通りに動かないのが当たり前っちゃ当たり前。

昔の人の言葉を借りるとすれば「あたりマエダのクラッカー」です。

大人は外に出れば少なからず戦わなければならないことがあります。

その戦いは「自分や家族を守るため」だと思います。

そんな大事な家族や子供と、戦ってはいけないのです。

不必要な親子げんかや夫婦げんかは、いけないのです。

と、思うわけです。