仕事と子育てと家事を見事に両立させるため、自宅で開業しているぼっちーです。
横断歩道は左右をよく見て渡っています。
そんな子育て主夫の私ですが、ついつい子供を大声で怒鳴ってしまうことがあります。
でも、息子の一言をきっかけに、怒鳴ることをやめたんです。
世間では「怒る」と「叱る」は別だと云われて久しいわけですが、実は子供にとっては同じだったという話です。
そんなことを書きとめようと筆を執ったしだいです。
筆は持ってないやろ、習字か!
子供を怒るのは子供が危ないとき
親が子供を怒るときっていうのは、だいたい子供が危ないことをしているときです。
ひと言で「危ないこと」といっても、様々な種類に分類できます。
登校中に傘を振り回していたり、
水路の際ギリギリを歩いていたり、
怪しい店に出入りしていたり。
これらの中で親が一番声を荒げてしまうのが、子供自身に危険が及んでいる場面です。
上の例で言えば、傘を振り回しているゴルフ好きの小学生ではなく、水路ギリギリを歩く川口探検隊の隊員です。(古い)
思わず
危ない!やめなさい!
と、36ポイントの大文字で叫んでしまいます。
その声に驚いて水路に落下してしまうんじゃないかと心配になるほどの大声です。
なぜ、16ポイントではなく、36ポイントもの大文字で叫んでしまうのか?
スマホで見たら改行してて読みずらいではないか!
という疑問が湧いてきます。
大声で怒鳴ってしまう親の心理
子供が危ないことをしていると、とっさに大声で怒鳴ってしまいます。
しかし、大声に驚いた子供が水路に落ちたり、道路に飛び出してしまったら元も子もないわけです。
普通の声量で「危ないからやめなさい」と言っても良いわけです。
それでも、ついつい大声を出してしまうのが親です。
同じような危ないことを二度とさせないために、必要以上に大声で怒鳴ってしまうという心理です。
これだけビビらせとけば大丈夫だろう、という思いもあります。
しかし、この心理って「親の思い込み」みたいな部分があって、はたして子供に効果があるのだろうか?という疑問もありますよね?
え?無いですか?
そうはおしゃいましても、私の個人的な都合があるので「疑問がある」という体で話を進めます。
大声で怒鳴っても効果は薄い
実は、うちの息子に言われたことなんですが、
「大声で怒鳴られると体も脳も止まる」と言うんです。
つまり、大声にビックリして固まっちゃうよ、とのこと。
「コラー!」という大声を耳にした時点で思考停止に陥っているので、その後に何を言われても聞こえていないわけです。
うちの息子の話なので、世界中のチルドレンに当てはまるかどうかはさておき。
ようは、淡々と粛々と説明してくれた方が分かり易いよ、という息子からのメッセージです。
見出しには「効果が薄い」と書きましたが、コラー!の時点で完全シールド張り巡らしてるから、実は全く無効な叫びだったわけです。
この話を聞いて、自分の子ども時代を振り返ってみると、確かに一理あるなと。
コラー星から派遣されたような先生がコラコラ言ってたことは何も憶えていません。
シールドのせいかもしれませんが、単純に怒りっぽい人が嫌いで話を聞いていなかっただけなのかもしれません。よくわかりません。すみません。
いずれにしても、怒られている人間は自分の身を守るためにバリアを張ります。
子供はフリーザのように強くないので、すぐにフリーズするんです。(うまい?)
ダジャレ、寒い
大声を出した時点で、既に我が子は声の届かない世界に行っちゃてるわけです。
「この人は自分のために言ってくれているんだ」などという出来た大人の対応ができるのは、もっと成長し、出来た大人になってからです。
怒るも叱るも一緒
ここまで読んでいただくと、ひとつの疑問が湧き出てきましたよね。
え?湧き出てこない?
そうは言われましても、大人の事情もありますので「疑問が湧いた」という体で話を進めます。
ずっと私が「怒る」「怒鳴る」という言葉を使っているので、
「怒る」からダメなんだ「叱る」のだ、という疑問がわきますよね。
確かに、怒ると叱るは意味が違いますし、漢字も違いますし、そもそも画数が違います。
でも、子供にとって「大声で怒鳴る大人」であることには変わりないのです。
第一声で固まっちゃうのです。
きつい言い方をせず、淡々と粛々と、ときに熱く語ることが大事なんだろうと思うわけです。
一生懸命に話をすれば、きっと子供もわかってくれます。
などとブログを書いていたら息子が学校から帰ってきたようです。
手も洗わずに冷蔵庫を物色しはじめたので、いっちょかましてきます。
いえいえ、けして大声は出しませんよ。
懇切丁寧に説明いたします。
「こらこら、帰ってきたらまずは手洗いとウガイでしょ。」
「そのあと宿題してね。」
「さもないと、ゲーム機を叩き割るよ。」