母の日のプレゼントって、比較的決めやすいですよね。
それに引き替え、父の日のプレゼントって悩みませんか?
お父さんって何が好きなの?何か欲しいモノってあるの?
謎(-_-;) みたいな(笑)
一般的に父親は若干のコミュ障であることから、家族と上手くコミュニケーションが取れていないことが、この謎を生む原因です。
コミュニケーション不足なので、家族がお父さんの趣味や趣向を理解するのは困難を極めます。
そんなわけで、ついついお酒の詰め合わせギフトや小洒落た財布など「ありがちなプレゼント」を勝手に送りつけてしまうのです。
でも、お父さんは決して心から喜んではいません。
いや、むしろ、「俺のこと分かってない・・・」と独りよがりの悲しみに打ちひしがれているかもしれません。
なぜ、お父さんは喜んでくれないのか?お父さんにが喜ぶプレゼントって何?
その辺のことを、娘を持つ父親である私が独りよがり感を醸しだしながらも、提言したいと思います。
お父さんが定番アイテムを喜ばない理由
父の日の贈り物に限らず、お父さんへのプレゼントの定番といえば、お酒、帽子、財布、ベルトなどが挙げられます。
繰り返しますが、こういった定番品を貰ってもオヤジは喜びません。
理由は簡単で、欲しくない物だからです。
なぜ欲しくないのか?
「いま使ってる財布が気に入ってるし」
「そんなに何本もベルト要らないし」
「蒸れて禿げるから帽子かぶらねぇし」
「俺、焼酎は芋しか飲まねぇし」
といった感じ。
そりゃあ偶然にもお父さんが丁度欲しかった物をたまたまプレゼントするという、奇跡的なことも無いことは無いです。
でも、そういったことは、あなたが超能力者か、お父さんが欲しいものリスト作成癖の持ち主でも無い限り、ほぼ起こりません。
女性の方には分かりづらい感覚かと思いますので少し補足しますね。
男性は自分の持ち物に拘り(こだわり)があります。
時には、カスタムして「世界にただひとつ!」とか言って喜んでる生物です。
つまり、身につけるアイテムの類は自分で選びたいわけです。
だから「人が選んできた物」というだけで、すでに拒絶反応を示します。
あと、お酒についても拘り(こだわり)や「自分の中の流行」みたいなものがあります。
「焼酎は芋しか飲まねぇ!」
「ビールはキリンに限る!」
みたいなヤツです。
しかも、お酒の好みって結構な短いサイクルでコロコロ変化したりするので厄介です。
あなたは、そこまで自分の父親の趣味趣向や好みを細かくチェックしていますか?
そんなん、知らないですよね。
当然です、親父が教えないのですから知らんで当然です(笑)
父親を喜ばせるプレゼントとは
オヤジ世代はモノへの拘りが強いということが分かっていただけたでしょうか?
これは、つまり「オヤジが好きそうなモノ」を贈っても喜ばれないということでもあります。
情報発信が乏しい父親の「好きそうなモノ」とは、つまり、お父さんが既に拘りをもっているモノでもあるからです。
では、何を贈れば喜ばれるのか?
それは、お父さんが「まだ知らないモノ」です。
繰り返しになりますが、お父さんが既に興味を持っていたり、好んでいるモノというのは、拘りが半端ないので喜ばれる確率が低いわけです。
そこで、まだお父さんが興味を持つ前のモノを贈ってみれば良いのです。
わかりやすく表現すれば
「お父さん、コレ知ってる?」みたいな感じです。
「お父さん、これ始めてみれば?」的なやつです。
何となく、あなたのお父さんが「好きそう」な新しいモノを贈ってみる作戦なわけですね。
お父さんが喜ぶプレゼントを探る方法
この作戦を成功させる秘訣は、なんと言ってもお父さんと話すことです。
実の親子だと、ついつい「ねぇ、何か欲しいものってある?」とか聞いちゃいますよね。
でも、この質問をしても多くの親は「特にないよ」と回答します。
そういうド真ん中の直球勝負ではなく、父親が興味を持ち始めているジャンルをそれとなく探るわけです。
例えば、お父さんが定年退職して家でゴロゴロしてるような場合。
たぶん、お父さん的にも何か新しい趣味でも始めたいって思ってたりします。
でも、今まで仕事一筋でこれといった趣味の無かったお父さんは、何を始めて良いのかさえ分からない状況のはずです。
こういった人に
「ねえ、これ始めてみれば」
って、新たな趣味を勧めてみるのも良い方法だと思います。
始めるきっかけが我が子からのプレゼントなら「やってみようかな」ってなりやすいです。
どんな趣味が良いかは分かりづらいと思いますが、お父さんの性格や普段の言動から当たりをつけることは可能です。
普段エネルギッシュな人は意外に釣りにはまる
これ本当に意外なんですが、普段からエネルギッシュで行動的な人ほど、のんびりと釣り糸を垂らしてボーっとすることにハマるみたいです。
このタイプの釣りマニアは私の友人にも多くて、「魚は釣れなくても、釣りをしている時間が好き」なんだそうです。
「お父さん、釣りでも行ってみたら」って、釣り道具一式をプレゼントするっていう作戦。
けっこう喜ばれる確率は高いです。
ただ、お父さんが虫に触れるかどうか?と魚が好きかどうか?ということを事前に確認しておく必要がありますので注意しましょう。
社交的ではない人ほど楽器にはまる
ギターやピアノなどの楽器演奏を趣味にしている人は多いのですが、こういう趣味の人に共通するのが「最終的に人前で演奏したい」という思いです。
人前で演奏したり歌を歌ったりするのって、目立ちたがり屋の人が多いと思いがちですが、意外にそうでもありません。
特に男性には「自分もギターが弾けたら、カッコいいだろうな~」という密かな願望を抱いている人が意外に多いです。
「今まで仕事ばかりだったから、これからは自分の時間を大事にしてね」
とか言いながら、ギターを贈る。
ついでに、初心者向けの教材もセットで贈れば、お父さんのやる気も続きます。
さいごに、まとめ
やはり、相手に喜ばれるプレゼントって「何を贈るか」というより
「どんな想いでプレゼントするか」が大事だと思います。
例えば、ギターを贈るにしても、
「仕事辞めてから、どうせヒマなんでしょ、ギターでも始めてみれば」
と言うよりも、
「今まで仕事ばかりだったから、これからは自分の時間を大切にしてね」
という言葉を添えれば、お父さんは(たぶん)泣いて喜びます。
「私の結婚式のときに、お祝いの歌をお願いします」とかね。
恥ずかしがり屋で、自分のことを積極的に話さないお父さんに
今年こそ最高の「父の日」をプレゼントしてみませんか?