子供がお手伝いで失敗!でも感謝して褒めてあげたい

育児や家族
出典:ぱくたそ

最近、嫁さんも子供たちも仕事や部活が忙しくて、家事や学校関係のことは僕ひとりが一手に引き受けている状況が続いております。

自宅に引きこもって仕事してるので、なんとなく「家にいるなら家事をしろ!」みたいな雰囲気です。

それでも、子供たちは時々お手伝いをしてくれるので、うれしいです。

ただ、最後まで作業が任せられるわけでもないし、子供がやることなので失敗することも多いんでうよね。

せっかく手伝ってくれてるのに、ついつい「もーいいよ!あっち行ってて」みたいな感じになることも、しばしば。

そんなことを考えていたら、ふと昔の「ある出来事」を思い出してしまいました。

 

思い出した「ある出来事」

あれは娘が小学5年生のときのことです。

学校から帰ってきた娘は、外に干してある洗濯物が乾いてるのを見て、自主的に取り込んでくれたんですね。

日も暮れてきたので、せっかく乾いてる洗濯物が湿気てはいけないと考えたのです。

当時サラリーマンだった僕が仕事を終えて家に帰ってくると、取り込んである洗濯物が目に入りました。

「取り込んでくれたんだ、ありがとね」と娘に言いました。

娘はちょっと照れくさそうに「あ、うん」とだけ答えながら宿題をしています。

そこに、嫁さんも仕事から帰宅。

娘と私は、てっきり嫁さんから娘へ感謝の言葉が掛けられると期待していたのですが…

 

母は怒る

帰ってきた妻が、取り込まれた洗濯物を発見。

開口一番に発した言葉は

嫁さん
これ、誰が取り込んだの?

その声色に怒りの感情が込められているのを察知したのか、娘は無言で宿題に集中しています。

僕が、「娘が自主的に取り込んでくれていたんだよ」ということを伝えると…

嫁さん
取り込んだままにしてたら私の洋服シワになるじゃない!

と、怒り始めてしまったのです。

 

当然ながら娘はスネる

娘は、忙しい両親のために自分の宿題はさておき、まずは洗濯物を取り込むという手伝いを自主的にしてくれたのです。

おそらく、彼女には「お母さんに褒められる♥ウェイ!」という期待があったと思います。

ところが、作業が中途半端だと怒られたわけですね。

娘は泣きながら母親に反論しました。

しかし、そこは大人と小学生のディベート能力の差もあって、嫁さんが言い負かしちゃったんですよね。

結果、娘は「じゃあ、今度から洗濯物の取り込みはしない!」とスネてしまいました。

以後、娘が積極的に家事を手伝うことはなくなってしまったのです。

 

まず褒める、そして感謝する

妻の気持ちも分かるんです。

ドライで丁重に洗い、シワにならないよう丁寧に干した自分の洋服が、畳の上に雑然と放り投げてあったわけですから。

もしかすると、僕に向かって「あんたがたたんでくれても良いのだよ」という怒りがあったのかもしれません。

ただ、せっかく母親に褒められることを期待して、珍しく自主的に手伝いをしてくれたんだから、

まずは褒めようよ。

そして感謝しようよ。

そのうえで、「今度からは畳んでおいてね」ってお願いするんでしょうよ。

今回の娘の行動は、親に言われて渋々お手伝いをしたわけじゃなくて、自主的にやってくれたことなんですよね。

この「自主的にやってくれた」というだけで感謝感激なわけです。

彼女の親への思いやりなんです。

嫁さんにこの話をしたところ、娘に謝ったうえで感謝の言葉をかけてました。

嫁さん
済まねぇ娘よ、サンキューベリマ、これからもヨロ。

めでたし、めでたし。

ちなみに、嫁さんと娘は大の仲良しで、ケンカしても10分後にはケロッとしてます。

ぼっちー
女同士は不可思議。

 

まとめ

子供も小学校の高学年くらいになると、親のやってることに興味を持ち始めます。

特に女の子は、母親が料理してる姿を見て一緒に料理をしてみたいと思うものです。

ただ、時間が限られた中で夕食の準備をしているときは、邪魔に感じることもありますよね。

「いま、忙しいから、また今度ね」ってなりがち。

子供にしてみれば、忙しそうな親を少しでも助けてあげたいという思いがあるんです。

だから、まずは褒めてあげるべきで、親子といえども感謝の気持ちを持たなければいけません。

「お手伝いしてくれるの?ありがとう。」

「でも、包丁は危ないから、他のお手伝いしてくれるかな?」

「洗濯物をたたんでくれるとうれしいな」

みたいな感じであれば、子供たちも積極的にお手伝いをしてくれるようになるんじゃないでしょうか。

ちなみに、この手法を使うと下の息子は宿題そっちのけで「何か手伝うことない?」って聞いてきます。

嫁さん
あんたは宿題やれ!