もうすぐ子供たちの夏休みが終わりますが
「まだ宿題が終わってない!」
と焦っている家庭も多いのでは?
焦っているのは親のほうで、子供はどこ吹く風といった感じだったりもします
なぜ親が焦るのか?そもそも宿題ってやらなきゃダメなの?
宿題が終わってないと、なぜか親が焦る
宿題が終わっていない状態で学校に行けば、子供は先生に怒られます
連絡帳に「宿題をさせるよう家庭でも指導をお願いします」とか先生に書かれてしまいます
そうです、この連絡帳に書かれるのがイヤなので焦っているわけです
「いや~宿題するように言ってはいるんですがねぇ~・・・」とか連絡帳に言い訳したい気持ちを抑え、ただ謝るのみです
極端な話をすれば・・・
子供が宿題もしない悪い子と思われるのは構わないが、
自分が「子供をキチンと教育できない親」と思われるのはイヤなのです
大人のエゴですね
子供が宿題をしないのは、100%親の責任だと私は思います
先生は宿題を出すことはできるけど、家庭で本当に宿題をしているか見張ることはできません
家庭の見張り役は親以外にいないのです
宿題は全部やらなきゃいけないの?
とは言うものの、多くの宿題が出され、ちょっと長目の家族旅行なんか行ってしまった場合には
「こんなに沢山の宿題できな~い!」となりますよね
そんなときは、子供に出された宿題を内容によって仕訳けしましょう
やらなければいけない内容のものと、特にやらなくても大丈夫なものに分けるのです
仕訳けの基準は、その宿題が「子供の学力向上になるかどうか」です
復習的な内容で、子供がスラスラ解いているようなドリルはやらなくてもOK
漢字がにがてな子であれば、復習であっても漢字ドリルはやらせる
とかです
宿題には予習と復習と学習意欲の向上という3つの目的があります
しかし、復習の部分については、わかりきったことを延々と繰り返すようになるケースもあり、学習として効果が薄いものもあるのです
あくまでも、それぞれの子供の理解状況によりますが、子供が完全に理解しているような問題を延々と解いていくのは時間の無駄です
そんな時間があれば、自由研究を少しだけレベルアップして、そちらに時間を割いたほうが子供のためになると思います
ただし・・・
宿題をやっていかないので「先生には怒られます」www
以上、自分の学生時代からの持論ですので、参考にしてください
自由研究は必ずやるべき
あまり重要視していない人も多いのが自由研究です
しかし、勉強できる子より頭が良い子になるために、学校の成績や受験にはあまり関係のない(と思われている)自由研究こそ、子供たちは必ずやるべきだと思います
何かを観察して新しい発見をすることや、工作で「どうやったら動くのか?」などを考えることは、想像力や理論的思考を養うために、とても大事なことです
脱ゆとり教育で、またしても詰め込み教育が始まりました
子供たちの自由な発想や感受性が発揮しにくい教育現場になってしまうかもしれません
そんな学校では経験できない勉強が「自由研究」なのです
自由に何でもやっていいのですから、こんな宿題なら大歓迎です
とある有名な学習塾では、計算ドリルや漢字の書き取りを大量に宿題に出しています
「勉強=問題を解く訓練」という形ですから、学校の成績は良くなるものの、子供が賢くなっているかどうか疑問です
勉強ができる!ということと、頭がいい!ということは根本的に違うのです
勉強は訓練すれば、ある程度できるようになりますが、頭を良くするためには実際の体験を通して考える力を身に付けなければなりません
まとめ
子供たちが「なんで?どうして?」と聞いてくるに、「うるさいなあ!そういうものなの!」と結論だけ教えていませんか?
なぜ?どうして?は論理的思考(ロジカルシンキング)の始まりです
これを繰り返すことで頭が良くなるのです
覚えるより慣れろという言葉があります
暗記したことや記憶したものは、やがて忘れていきますが、身に付けたことを失うことはありません
自分で考えて自分で答えを見つけたことは、一生忘れることはないのです
今年の夏休みに自由研究で発見したことは、一生忘れることのない経験になるでしょう