専門家ではない人が言っている話を、その道の専門家はどう捉えるべきか?

仕事やお金

SNSやネット上に溢れかえっている情報の中には、かなり専門知識を必要とする内容のものも多くありますよね。

最近では、専門家ではない外注ライターが書いた医療系の記事が不適切だと話題になり、某大手が運営するメディアが閉鎖する騒ぎもありました。

私自身、本業が専門知識を要する分野なのですが、その分野の話題をネット上で見かけることが多いです。

そして、そんな「私の専門分野の話題」の多くは、専門家ではない人が書いていることも多いのです。

こういった専門性を必要とする分野の話題を、専門家以外の人が書いていることについて、その道の専門家は「どう捉えるべきなのか?」ということを考えてみました。

 

すぐに批判する専門家もいる

専門家ではない人が、ある専門分野について情報発信をする問題点というのは、その情報を専門家以外が見てしまった場合です。

情報発信者が専門家でないため、誤った情報や誤解をまねく表現がされているケースも多いと思います。

こういった情報を、一般の人が「鵜呑み」にしてしまうことが問題になっていたわけです。

一方、こういった情報を目にした「その道の専門家」たちは、おおむね「この素人が!」みたいな感じで切り捨ててしまいがちなのです。

でも、いわゆる素人の意見を「けっ、素人が!」って切り捨てていいものなのか?という疑問が私にはあるんですよね。

 

素人の意見は専門家にとってありがたいこと

専門家ではない人が「自分の専門分野に関する話」をしているのを見聞きしたとき、私なら

「なるほど、そういう考え方もあるのか」と感心することが多いです。

専門家というのは専門知識は深いのですが、それ以外のことに疎い人も多いものです。

一般の人のように広く浅く知識を広めている人の意見というのは、専門家では気づかないようなポイントに着目していたりもします。

ときには斬新な切り口で話題を提供してくれるものです。

私は自分の仕事に関して、専門家以外の人の話を聞くことは、とても重要なことだなと考えています。

 

結局、顧客は素人なんだから

どんな仕事であったとしても、自分が専門で扱っている商品やサービスについて、一番の専門家は自分自身です。

一方、そういった商品やサービスを求めてくる顧客は、専門家である自分から見れば、いわば「素人」です。

つまり、顧客は素人なんですよね。

だから、専門家ではない人の話というのは、自分の顧客になりうる「素人」の率直な話なわけです。

顧客の話を「けっ、素人が!」って切り捨てていたのでは、良い商品も、良いサービスも提供できませんよね。

 

まとめ

というわけで、自分が「その道の専門家」であるなら、その道の専門家ではない人=自分の顧客と同じ目線の人の意見や話は、しっかり聞いたほうが良いと思うわけです。

専門職の人って、なんとなく職人気質で「素人は黙ってろ!」的な雰囲気を醸し出してしまいがちですからね。

と、自分に言い聞かせている今日この頃です。

 

よめ
今回は笑いどころ無いのね
ぼっちー
そうそう面白いネタは無いからね、たまには真面目に書いてみたよ
とまと太郎
ネタぎれかよ!けっ、素人が!
ぼっちー
あんた誰?