サラリーマンをしていると必ず仕事や職場が嫌になるときってありますよね。
なんとか気持ちを切り替えたり、誤魔化したりしながら、ギリで持ちこたえている人が多のではないでしょうか。
世間では「さっさと転職しよう!」みたいな話も溢れかえっていて、同じような悩みを抱えている人の多さを伺い知ることができます。
その一方で、簡単に今の仕事を投げ出すことに反対する意見も多く、それらは責任や金銭的な問題を掲げて、安易な転職楽勝ムードをけん制していると言えます。
その辺、実際にどうなの?っていう話を、脱サラしたわたくしが書きました。
辞めた方が良いという意見は多いの?
自分に合ってない仕事ならサッサと辞めましょう!という意見を言っている人の大半は、実際に脱サラした人や、転職を経験した人が多いです。
ただ、注意しなければいけないのは、こういった転職推進派の意見をネットなどで発表している人というのが、
転職して成功した人であるということ
言い換えれば、転職してもうまくいかなかった人は、その体験を発表していない可能性があるということです。
おそらく、安易に転職せずに前の職場で頑張っていた方が良かったと後悔している人も一定数はいると思うんですが、そういった話を見聞きすることは少ないように感じられます。
これは、自分にとって良かったことは人に教えたくなるけど、自分が失敗した話は話しにくいという心理が働いているものだとも考えられます。
もしかしたら、転職して上手くいった人よりも、転職して後悔している人の方が多いかもしれません。
転職しない方が良いという思考
一般的な理論でいえば、転職すればするほど収入面や待遇面は下がっていく場合が多いです。
もちろん、本人に特殊なスキルや経験が備わっていて、それを発揮できる仕事が見つかれば、この限りではありませんが。
そういったスキルや経験を身に着けた場所は、おおよそ今の仕事場だったりします。
つまり、今の自分が十分に能力を発揮できるのは、今の職場である可能性というのは非常に高いということが言えるのです。
私が会社を辞めるときに言われた言葉で一番多かったのが、
「辞めた後、どうするの?」でした。
辞めた後の仕事は何?っていう意味です。
この言葉の先にあるのは、
「次の仕事って、今の仕事より価値があるの?収入は増えるの?自分に向いているの?」
といった言葉でした。
暗に、今の仕事を辞めてまで本当にやりたい仕事なの?っていう疑問を投げかけているわけです。
仕事を辞める人の本当の心理
今の仕事を辞めるという決断をするときは、実に様々なことを考えます。
自分の将来、家族のこと、子供のこと、世間体、収入、新しい仕事への不安 などなど
で、いろいろ考えた結果、辞めるという決断をする人と、辞めないという決断をする人に分かれます。
この決断の差って、今の仕事や職場が「どれほど嫌いか」っていうことなんじゃないかな?と私は思うんです。
少なくとも、私はそうでした。
結局、今の仕事を辞めた場合のリスクや不安を考慮したとしても、やっぱり、今の仕事を続けることのほうが辛いと判断した人が「辞める」という選択をするんだろうと思います。
まあ、はっきり言って「逃げ」です。
少なくとも、私はそうでした。
新たな仕事に可能性を感じたとか、子供のことを考えたからとか、いろいろ理由を付けて会社を辞めましたが、
何といっても、一番の理由は、
「その仕事が嫌いだったから」です。
まとめ
今の仕事(会社)を辞めるかどうかで悩んでいる人も多いと思います。
辞めた場合のリスクとかを考え出したらキリがないのですが、十分に悩んだほうが良いです。
そして、どれだけリスキーなことがあったとしても、「今よりはマシ」って思えたら、辞めるという選択もありなんじゃないでしょうか。
実際、私自身も会社を辞めたいと思い始めてから、実際に会社を辞めるまでに何年もの時間を使いました。
家族と何度も話し合いをしましたし、多くの人に反対され慰留もされました。
でも、やっぱり「今よりは辞めたほうがマシ」って思いました。
会社を辞めた後、収入がなくなるリスクに対応できるだけの貯金も作りました。
金銭的なことは、いざとなればアルバイト掛け持ちでも何でもやればいいか!って覚悟も決めました。
そうやって時間をかけて、自分と周囲の人を納得させていった感じです。
ちなみに、私は会社を辞めて良かったと思ってる側の人間なので、こういう記事が書けるかもしれません。
あくまでも参考までに。