セミナーやるなら鉄板ネタが必要。セミナー講師は楽しいけど楽じゃないよ

自宅しごと

私の周りにはセミナーとか開いてる人が結構います。

負けじと私もセミナーやってやろうと思ったんですが、なにしろ無名なので人を集めるすべを持ち合わせておらず、自分主催のセミナーを開くことができません。

しかし、溢れかえるノウハウと知識を少しでも多くの方に伝えるため、他の人が主催するセミナーに講師として登壇しております。

外から見ると、2~3時間程度喋っただけで数万円の報酬が貰える、楽でおいしい仕事のように見えるセミナー講師ですが、その実態について今回は書いてみました。

お詫びと言い訳
私があたかも知識やノウハウを大量に保有しているかのごとき表現をしておりますが、ブログ記事作成上のネタとして意図的オーバーな表現を軽い悪意を持ってしております。予めご了承ください。

他人が主催するセミナーは時間が無い

自分が主催するセミナーであれば、最初にネタを決めてから尺を決めるので、時間が余ったり不足する心配はありません。

一方、他人が主催する場合、大まかな題目だけ先に決められているので、「こんな感じの内容で90分ほど話してください」みたいな感じになります。

おいおい、その内容で90分じゃ足りないよーっていうことがしばしば。

こうなると、大変です。

実は、セミナー講師にとって大変なのは長時間しゃべることじゃなくて、しゃべる時間が短い場合なんですよね。

話したい内容をギュギュっとまとめなくてはいけないわけです。

時間がないと準備に時間がかかる

与えられた時間が短い場合、事前準備が大変です。

まずは話す項目出しをして、その項目にそって大まかに話の内容を決めます。

ここで一度シュミレーションをしてみて時間を測ります。

持ち時間90分のはずが、軽く2時間オーバーになり途方に暮れます。

ここから話の内容を削ったり言い回しを変えたりして、原稿を作り込むのです。

そしてもう一度シュミレーションをして、90分に収まることを確認。

以上で終わりではなくて、この原稿を憶えるという作業をします。

もちろん、当日この原稿を手元に置いて読めばいいようなものなんですが、私は読みません。

セミナーに行って、講師がずーっと下を向いたまま喋ってたら、寝るでしょ?100%。

なので、私は可能な限り前を向いてしゃべるようにするため、原稿は憶えていきます。

原稿を憶えながらやること

実は原稿を憶えるといっても、棒暗記するわけではなくて、ひととおりの流れとポイントを頭に入れていくような作業です。

そして、この作業の中でアドリブ的な話を思いつく場合が多いので、そういった話を差し込んだりして細かい時間調整をしていきます。

まあ、事前に話を仕込んでいるのでアドリブでも何でもないんですが、本番では「あっ!そういえば…」という感じでアドリブっぽい話し方をしてます。

こういう話を間に挟むと、聞いてる人にとっては変化が感じられるので、飽きずに最後まで聞いてもらいやすくなります。

まとめ

ということで、セミナー講師って本番当日だけじゃなくて事前準備が大変なんですよっていう話でした。

これからセミナー講師をやる人や、セミナーを主催してやろうと企んでいる人の僅かでも(ほんの1㎜でも)参考になれば幸いです。

たった数時間しゃべっただけで、数万円もの報酬を手にするなんてうらやましい!って思っていた人にとってはガッカリする話でしょ。

でも、いつも同じ話で各所を講演して回っている有名人は、話す内容が毎回同じなので事前準備がいらないから、それこそ本当に丸儲けなんですよね。

まあ、そういうネタを持っているっていうことが財産なんですけど。

あーぁ、

空から大量のうんこが降ってきて、それらに全く当たることなく2時間も耐え続けた!

というような超絶体験をしないものだろうか?

できれば危なくないヤツでお願いします。