約束の時間に必ず遅れてくる人っていますよね。
という、普遍的なブログ風の書き出しでスタートしてみました。
実は、私の身近にもいます。
うちの妻は、友達と10時に待ち合わせの約束をした場合、家を10時に出ます。
当然、遅刻です。
でも、待ち合わせている友人も同じ行動パターンなので、ちょうど良いらしいです。
そうなると、そもそも約束の10時の意味は?となりますが、当人たちは「だいたい10時ごろを目安に集合」という認識で一致しているとのこと。
謎は深まるばかりです。
私は時間厳守マンです
友達との約束で、しかもお互いが常習遅刻魔というレアケースはさておき。
仕事や大切な人との待ち合わせで遅刻しちゃうのはマズイわけです。
僕は、相手に気を遣うタイプなので、約束の5分前には現地付近に到着しています。
近くから待ち合わせ場所を確認し、相手が来ていれば即参上。
来ていなければ、約束時間ピッタリに登場します。
その誤差は10秒以内です。
まさに時間厳守マン。アンパンマンより凄いのです。(何が?)
正直なところ、やりすぎ感が否めないわけですが、私がこうなったのは過去に苦い経験があるからなんです。
遅刻常習者だった過去
今でこそ、歩く時計とも称されるほど時間に正確な私ですが、高校生のころは遅刻魔でした。
年間出席日数200日に対して、遅刻した日が120日です。
残り80日はギリギリセーフか、先生が遅れたため結果的にセーフだっただけです。
直接的な原因は「早起きできない」ことなんですが、
今にして思えば、時間通りに学校へ行かなければならないという認識が薄かったんじゃないかと思います。
いや、薄かったというより、無かったかもしれません。
ただ、これだけはハッキリ言えます。
遅刻しても平気だったわけではないんです。
時間に遅れている状況なので、やはり焦ります。
大幅に遅れたときなんかは、もう行きたくないです。
そのまま休みたい。
そういった焦る状況の積み重ねが、いつしかトラウマになり、今でも仕事に遅刻する悪夢を見ることがあります。
朝起きたら既に昼で、しかも、持っていくものが見当たらない。
「今さら行ってもなー。でも行くしかないよなー」などと夢の中でブツブツ。
夢から醒めて、ホッと胸を撫でおろすのでした。
このトラウマがあるから、私は絶対に遅刻しないよう早めに現地到着しているというわけです。
遅刻する人の思考
私自身が遅刻常習者だったので、遅刻する人の思考がよくわかります。
主な思考を列挙します。
①時間通りに登場しなければいけないという義務感がゼロ。
②早く行くと自分が待たされるからヤダ。
③5分くらいなら遅れたうちに入らない。
④まあ、適当な理由つけて謝っとけばイイヤ。
こんな感じでしょうか。
特に、⑤の「適当な理由」ってのが腹立ちますよね。
「電車が遅れた」~バスに乗れ
「出かける間際に腹痛」~トイレから連絡くれ
「親が危篤」~すぐ病院に行け
時間厳守な人が見たら、ぶん殴りたくなる内容です。
結局、自分勝手なんです。
相手が待ちぼうけを食らってることに思慮が足りない。というか無い。
しかし、遅刻というのは結果的に約束の時間が守れなかっただけだとも言えます。
つまり、「会う」という約束だけは果たしているわけです。
だから、「まあいいじゃんか!」というのが、遅刻する人の思考です。
来ないのかよ!
ここまで遅刻の話を書いてきました。
私も高校生のとき遅刻大魔王でしたが、唯一誇れるのは1日も休んでいないことです。
先生に怒られること必至な状況にも関わらず、既に授業中の教室へ威風堂々と登場するわけですから、大したタマです。
登校だけはしているので、最低限の義務は果たしていたことになりますよね。
そうなんです、本当に極悪なのは、「来ない人」なんです。
待ってる途中で、メールがきます。
10分経過「ゴメン、今から出るね」
20分経過「ゴメン、お腹痛くなってトイレ」
30分経過「ゴメン、急にお客さん来ちゃった」
1時間経過「今日、やめにしない?」
け、結局、来ないのかよ!
「会う」という約束をしているのに「来ない」ということは、約束を破っているわけです。
そう考えると、遅れはしたものの何とか約束を果たした人は、まだ「マシ」なのかもしれません。
遅れる人に腹が立つ本当の理由
時間に遅れたり、結果的に来なかったりする人に対しては、腹が立ちます。
もちろん、当人も信用を失うというペナルティを受けるわけですが、そんなことは知ったこっちゃないのです。
なぜ腹が立つのか?
遅刻や待ちぼうけを食らうことで、自分の貴重な時間が奪われているからです。
いわば、時間泥棒です。
泥棒は犯罪ですが、時間という無形のものには適用されません。
かといって、犯罪じゃないから「まあいっか」という話でもないです。
時間を失うということ自体が、機会損失。
待ちぼうけの時間があれば、他のことができたはずです。
例えば、その時間を使って宝くじを買っていたら、1等&前後賞を手にすることができたかもしれません。
この場合の機会損失は、ざっと7億円にもなります。
大型の損害賠償請求案件の様相を呈してまいりましたが、それはさておき。
人の時間は1日24時間しかないわけですから、とても貴重なのです。
それを、ただただ「ぼーっと」待ちぼうけを食わされたら腹も立つというものです。
まとめ
というわけで、時間にルーズな人は、相手の貴重な時間を奪っているということを認識して欲しいものです。
特に、忙しい人や時給が鬼のように高い人を無暗に待たせると、損害賠償請求されるかもしれません。
過去に本当に損害賠償請求事件があったような気がしたので調べてみたら、漫画「ミナミの帝王」の話でした。
でも、それくらい「時間」って人にとっては大事なんです。
人の時間を大事にする人は、思いやりのある人だし、
自分の時間も大切にしている人なんだろうなと思います。