父ちゃんとのキャッチボールは涙の思い出

こぼれ話

プロ野球を観ていると、子供のころの「お父ちゃんとのキャッチボール」を思い出しました

僕は男三人兄弟の次男坊です

男三人兄弟なのに、家族の中で野球をするのは僕だけ

その日、僕はキャッチボールがしたくて他の兄弟を誘いますが

野球嫌いの兄や弟は相手をしてくれません

父は仕事で留守

母は・・・無理。

ふてくされて、ひとり壁キャッチ(ボールを壁にぶつけてキャッチすることを繰り返すヤツ)をしていました

そこに、仕事から帰って来た父

父は野球の未経験者で、キャッチボールもやったことがない人です

そんな父だったので、キャッチボールに誘うことはせず、ひとり「ふくれっ面」で壁キャッチを続けていた僕

そこに突然、兄のグローブを手にした父が現れたのです

「おい、キャッチボールやろう」

おそらく、僕がヘソを曲げていることを母から聞いたのでしょう

不慣れな手つきでグローブを構える父に、ボールを投げる僕

変なフォームで、ボールを投げ返す父

「仕事で疲れてるのにな・・・」と思いながらボールを投げる僕

そのボールをキャッチし損ねる父

ボールを追いかける父の背中…

「僕のわがままで、父ちゃん、やったことも無いのに…」

反省

ボールに追いつき、振り向いて、僕にボールを投げ返す父

そのボールが良く見えず、今度は僕が後ろにそらす

いつの間にか、僕の目には涙が一杯でした

転がるボールを追いかけながら

「ごめん、とうちゃん。ありがと、とうちゃん。」と心の中でつぶやいていた

ボールを拾いあげ

「父ちゃん、野球下手だから、キャッチボールにならんわ!もういいよ」

心とは裏腹のきつい言葉で、父子のキャッチボールは終了しました

やっぱり僕はひねくれてるなぁ・・・

「父ちゃん、疲れてるのに僕のわがままに付き合わなくてもいいよ、もう休んでよ」

と言ってあげられればよかったのに・・・

感謝

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