自分へのご褒美でモチベーションを上げたいなら事前にプレゼントを決めておくべき

仕事やお金

大きな仕事をやり遂げたときや、厳しい環境でタスクをこなしてきたような人が、ストレス発散や自分のモチベーションアップのために、自分から自分へご褒美をすることがあります。

いわゆる「自分へのご褒美」というものです。

主に女性のビジネスパーソンに多く見られる行動ですが、注意しなければならないのは、「何をご褒美にするのか?」ということです。

単純に自分の欲しいものや好きなものを衝動買いしてしまうと、モチベーションアップの効果が得られないこともあり、結果的に自分へのご褒美になっていないというケースも見受けられます。

今回は、そんなストレスを抱えた方が、より効果的な「自分へのご褒美」を選ぶポイントをまとめてみましたので、参考にしてください。

今の自分がどういう状態かを知る

冒頭にも書きましたが、自分へご褒美をしようと考える「とき」というのは、大きく分けて2つパターンがあります。

① 大きな仕事をやり遂げたとき

② 厳しい環境で頑張ってきたとき

仕事をしていれば、多かれ少なかれストレスと付き合わなければいけません。

このストレスというのは付き合い方を誤れば精神疾患など体の健康にも影響を及ぼす厄介な代物でもあります。

そんなか、比較的ポジティブな人の思考パターンが①です。

そして、比較的ネガティブな人の思考パターンは②になります。

以下の項で、それぞれ詳しく書いていききます

上記①のパターンの人の場合

大きな仕事には、当然に大きな責任が伴いますので、それに比例して大きなストレスを抱えることになります。

しかし、「この仕事をやり遂げたら、自分にご褒美!」と前向きに考えて仕事に取り組むという考えでストレスに立ち向かうわけです。

実際のところは、大きな仕事をやり遂げた時点で一定の満足感や達成感を得られるので、自然にモチベーションは上がっているのですが、客観的な形として自分の頑張りを評価したい場合に「自分へのご褒美」ということで具現化させることで、さらに達成感に浸ることができるのです。

ちょっと難しい言い回しになってしまいましたが、簡単に言うと

「やり遂げたぜ、ヤッホー」

「欲しかったバッグでも買って、お祝いだ!イエーイ」

てな感じです。

ヤッホーだのイエーイだといった古めかしい感嘆詞を使っていますが、分かり易かったと思います。

或いは、

「こんなに頑張ったのに、いまいち周りの人から評価されてないような気がするので、せめて自分で自分を褒めてやろう」という考えの人もいます

一般的に、自分の評価を一番高くできるのは「自分自身」なので、自然な考え方ですよね。

決して自意識過剰とか意識高い系ではなく、自然の考え方なので存分に自分を褒めましょう。

以上のように、比較的ポジティブな人や自分評価の高い人は、どんな自分へのご褒美を選ぶべきなのでしょうか?

答えは簡単!

「自分の欲しかったものや、やりたかったことにお金を使う」ことです

やり遂げたパターンのご褒美には、大きな仕事を完了したという「お祝い」的な意味も含まれてきますので、ご褒美を貰う「自分」が嬉しいものでなければいけません。

というより、自分が欲しいものややりたかったことなら何でもいいわけです。

それを手に入れた時に

「やった!これ欲しかったんだよね」

「いつかイタリア旅行してみたかたんだよね」

とか

最終的に

「仕事、がんばって良かった!」

と思えれば、それがベストチョイス。

自分が一番よろこぶものを選びましょう。

問題は②のパターンの人

実は、①のパターンの人は悩む必要はなくて、ご褒美なんて何でも良かったんですよね(笑)

問題なのは②のパターンです。

そして、意外と「自分へのご褒美」をしている人の多くは②のパターンだったりします。

このパターンの多くは、年末とか正月とかバーゲンやイベント時期に合せて「自分へのご褒美」をする傾向があります。

例えば、冬のボーナスが出たので「自分へのご褒美」にジュエリーを買ったりする例のアレです。

「いつも苦しい状況の中で頑張っている自分」へのご褒美という考え方なので、どうしても①に比べてネガティブになりがちです。

なぜネガティブかと言えば、苦しい現実から逃れることが目的になっているからです。

もちろん、毎年の恒例として「自分へのご褒美にブランドバッグを1つ買う」と決めているような人であれば、それが苦しい日々を乗り越えるエネルギーになっている場合もあります。

しかし、多くの人が「嫌なことが多いので、気晴らしに~」という思考が働いてしまっているパターンが多いのが現実です。

①のパターンとの決定的な違いは、ご褒美が「後追い」になっていることです。

嫌なことがあったから気晴らしにという後追いです。

①のパターンはご褒美に向かって頑張るという思考なので、多少の苦労も乗り越えられたりするわけです。

自分へのご褒美を考えるのなら「いつ、どんなご褒美を自分にするのか」を前もって決めておく方が良いでしょう。

自分へのご褒美に向いているもの

自分へのご褒美をするのは相対的に男性より女性の方が多いので、女性向けの話を中心に進めます。

まず、ベタなところでは(笑)ジュエリーやブランドバッグが典型的なパターンです。

ただ、これも何でも良いわけではありません。

ポイントは、自分を高めてくれるようなものにすることです。

たとえば、自分がいつも愛用しているブランドよりワンランク上の高級ブランドをチョイスしてみるとか

いままでは10万円以内の物しか身に付けていなかったけど、今回は30万円のジュエリーにしてみるとか

単に値段が高いだけじゃないか!と思われるかもしれませんが、いままでの自分より「ちょっと上」のものを身に付けると、自然に気持ちも高揚するものです。

私自身も、それまで1万円程度のビジネス時計しかしていなかったのに、あるとき十数万円のブランド時計を買ったところ、何となく意識が高い方向に向いたという経験があります。

なんでもかんでも高級品を揃える必要はありませんが、何かひとつでも「ちょっと上の物」を身に付けているだけで、自分に自信が持てたり、自意識が高揚したりするものです。

ご褒美に旅行は要注意です

気分転換に旅行をするという人も多いと思います。

しかし、旅行は要注意ですよ。

実は、私がサラリーマンだったころ、定期的に家族旅行をしていました。(今でもしてますが)

ポジティブな①のパターンで思考が動いているときは、旅行を楽しみにしながら「これが終わったら旅行に行けるぞ!」という思いで仕事を精力的にこなすことができるんです。

これは良いパターン。

しかし、②のネガティブパターンにハマっているときに旅行なんかすると悲惨です。

旅行だけじゃなく映画を観たりするのも同じなのですが、どちらも「現実逃避」になる恐れがあるレジャーなのです。

今の現状にストレスを感じ、苦しいと思っている人が、旅行なんかに行って「現実逃避」してしまうと、当然ながら「もとの現実に戻りたくない」と考えてしまいますよね。

嫌な環境に引き戻されるときの苦しさといったら、言葉では表現できません
(本当は適当な言葉が見つからなかっただけです(笑))

そんなわけで、旅行でストレス発散をしようと考えるのであれば、事前に旅行の時期や行き先を決めておくことが必要です。

それによって「この仕事が終わったら旅行だー」って前向きに仕事に向き合えると思います。

まとめ

自分へのご褒美というと、ついつい「自分の欲しいもの」という考え方になりがちです。

しかし、「なぜご褒美をするのか」というマインドによっては、旅行のように逆効果となってしまうものもあるので注意が必要です。

繰り返しになりますが、

ポイントは、ご褒美をする時期場所を事前に決めておくことです。

そうすれば、ご褒美に向けて頑張れたりします。

ぜひ、自分を高め、モチベーションを上げてくれるようなご褒美を自分のために用意しましょう。